事前に災害時のあなた自身の心を理解しておく

勇気ある防災
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災害時はあなた自身も被災者となり、平時の心理状態とは大きく異なるものとなります。

被災内容により、かかってくるストレスや、心の修復内容は変わってきますが

あなたがどのような心理になりえるのかを理解することにより、症状を自覚すること。

そしてそのストレスと心的疲労を軽減する方法を覚えましょう

あなたはチームの一員でもあります。

メンバーとして、また、リーダーとしてチームの活動と心を安定させましょう。

それでは本文に入っていきます。

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災害時にかかるストレスと心と体の兆候

誰しもが、被災し普段と違う生活を強いられるとすれば、少なからずストレスを抱えたまま生活することになります。

それは、あなたも例外ではありません。

あなた自身の肉親や友人の死、家が壊れたり、職場の倒産というあなた自身が災害で失くすもの。

近所の方や面識のない方との作業や避難所等での生活によるストレス。

悲惨な光景を見てしまうことの心的外傷ストレス。

非日常的な生活や、安全、安心に対する不安など様々な環境の変化に対し、心が追いつかなくなっていきます。

そうなると、どのような兆候がでてくるか。

まずは心の問題から

イライラしたり、人に対して攻めるような口調になったり

絶望的な感情や、どうでもいいやというような投げやりな感情や表情になります。

そして、感情の起伏が激しく、躁鬱状態になったり

何をやっても集中できない状態になったりもするのですが

そういう自分を客観的に見ることができません。

期間や個人差はありますが、被災し強いストレスを受けると、このような心の状態になる可能性があります。

体の問題は

どこも悪くないのに胸が苦しくなったり

胃痛や下痢の症状がでます。

薬やアルコールに依存しやすくなり

変な夢を見たり、睡眠障害を起こしたりと

体にも様々な反応が出ることとなります。

 

ここで、大切なことは自覚することです。

このような状態になったときに、「自分はかなりストレスを感じているな」と自分自身で早期発見をすることです。

では、自覚症状が出始めたとき何をすればいいのか、軽減するための方法を書いていきます。

 

ストレスを軽減するために

十分な睡眠をとるように心がけましょう。

慣れない生活が続くと眠れない時もあると思いますが、睡眠は一日の活力となります。

眠れない日が続くようであれば、理由を述べ病院で睡眠薬等を処方してもらいましょう。

気分が乗らないときもありますが、定期的に運動もしましょう。

発災期は難しいかもしれませんが、復旧期以降はバランスの良い食事をこころがけましょう。

家族や趣味、仕事に使う時間をバランス良く、落ち着きのある時間にしましょう。

心が疲れてくると、人に会うのが億劫になったり、出て行くのが面倒くさくなったりすると思います。

無理して人に会え!とは言いませんが、他人との関わりはとても大切なことです。

何かを解放してくれるかもしれません。

あなた自身のトゲは出さず、飛び込んでみてはどうでしょうか。

家族や友人の理解を得るためにも、話したいときは聞いてもらいましょう。

聞きたくなさそうだからと話すのを我慢したり、言っても分からないからと諦めたりするのはやめて、勇気を持って話してみましょう。

話すことによって随分と気持ちが楽になるはずです。

とは言っても、無理に話す必要はありません。

自分が本当に話したくないときは、無理して話すのはやめましょう。

 

以上が、軽減する方法の一例となります。

ここで書いた全ては、意識をしないと難しいことが多いと思います。

しかし、逆に言うと方法論を知っているわけですから、意識さえすれば行動に移せるということです。

つまりは、心の問題を自覚すること!

そして、そのことに対して自分でできうる対処をすること。

あなた自身が、今どういう状況なのかさえ分かっていれば、きっと乗り越えられるはずです。

 

あなたも大切な一人です!

一人でも多くの人を救うために。

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