市民による要救助者の救助についての注意点と救助活動および搬送方法

勇気ある防災
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ここでは、捜索によって見つけた要救助者を

どのように救出していくのかを説明していきたいと思います。

災害現場は多種多様で、方法論は一つではありませんが

考えておかなければならないことは一緒です。

何をどうすべきなのか

一つずつ見ていきましょう。

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活動の意思決定と行動の立案

救助活動を開始するにあたり、様々なことに留意しておかなければなりません。

最初に考えなければならないことは

救助する際にチームは安全であるかということです。

活動に危険が伴い、チームの安全を脅かすものであるならば救助活動は行うべきではありません。

事故が起きれば仲間も要救助者になります。

さらに、命を落とすかもしれないということを忘れてはなりません。

そして、当たり前ではありますが、要救助者は安全であるかということです。

無理な救助を行い容態を悪くする可能性があるのならば、無理をするべきではありません。

気持ちがはやるばかりに要救助者のことが頭から外れてしまっては、何のための救助活動なのか分かりません。

物を動かしているのではなく、人を救出していることを忘れないでください。

寒ければ保温をしてあげたり、環境が悪ければマスクやゴーグルをしてあげてください。

応急手当の章でも話しましたが、クラッシュ症候群の疑いがある人は必ず医療チームの指示を仰いだ後に救助活動を行ってください。

間違うと死に直結します。

 

財産を保護することも大切です。

無駄な破壊を救助活動中に行ったり、近くにあるものを雑に扱って救助活動中に物を壊さないように気をつけましょう。

自分がやられたら嫌なことは他の人も嫌なものです。

どうしても破壊が必要な場合で、所有者と会話が可能である場合は必ず承諾をとりましょう。

また、救助活動を行うことにより災害現場の環境が悪化する場合は

そのことも留意して活動しなければなりません。

時間がかかっても環境を悪化させずに救出できるプランがあれば、場合によってはそちらを選択する必要があるということも忘れてはいけません。

意思決定がなされ、活動に移る際には行動計画を立てなければなりません。

どのような活動をするのかを、優先事項と決定事項によって確立させましょう。

決定していること、優先すべきことを書き出しておくといいでしょう。

消防や自衛隊などに引き継ぐための資料も準備しましょう。

分かりやすく、集めた情報や現在の活動状況、未解決の現場を記せば問題ないです。

そして、自分たちの活動記録も残していくようにしましょう。

人を割けるのであれば、チームの中から記録専任のメンバーを選んでもいいと思います。

救助活動

救助活動を開始する前に、自分たちが避難できる場所も選んでおかなければなりません。

そこは安全な場所であり、計画を立てたり資器材の集積場所でもあります。

活動場所から避難場所へのルートにある瓦礫や障害物は取り除いておきましょう。

要救助者の搬送ルートにある瓦礫や障害物も取り除いておけば、予期せぬ事故を未然に防げるかもしれません。

 

要救助者の救助方法としては

第一に、自力で歩けるようならば歩いてもらいましょう。

自力で歩いてもらうのが一番安全です。

といっても、歩いて避難するのに危険な障害物などがあればそれは教えてあげてくださいね。

自力で歩けないにしても肩を貸せば歩けるのであれば、介助しながら歩いてもらいましょう。

それでも無理なら担架や代わりになるもので持ち上げて搬送しましょう。

持ち上げるという行為は落とす可能性が発生するわけで、住民にやってもらう行為としては、やはり危険を伴います。

このとき注意するのは二人で持たないということです。

担架を無理して二人で持つなら、四人で持ちましょう。

ブランケットドラッグ(毛布を使った搬送方法)なら6人で持ちましょう。

こうすることで力のない方でも十分持てます。

力のない人でも十分持てますが、力のある人がチームにいれば、その人に頼みましょう。

これだけが仕事ではありません。

適材適所です。

どうしても人が足りない場合は引きずりましょう。

頭と上半身を浮かせば簡単に引きずることができます。

引っかかる原因となるので、搬送ルートの凹凸はとっておきましょう。

 

他にも搬送方法は沢山あります。

自分たちでできる最良の方法を選んでください。

 

救助活動をする上でリーダーにとって大切なことは、冷静でいること。

そして、常に周りを見渡していることです。

災害現場は不安全な環境下におかれています。

活動に集中しすぎて、迫り来る危険に気づかなかったり

仲間の不調に気づかないようではリーダー失格です。

 

仲間を守れなければ要救助者は救えない。

一人でも多くの要救助者を救うためにも。

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