市民による要救助者の捜索方法と自分たちでできる活動可否の線引き

勇気ある防災
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要救助者とは、救助が必要な人たちのことであり、あなたが接触することにより助け出すことができる人であります。

大地震後は、倒壊家屋をはじめ様々なものがあらゆるところに散乱しており

目に見えるところばかりに助けが必要な人がいるとは限りません。

そういう人たちをどのようにして探し、接触していくのかを書いていきたいと思います。

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情報収集

何を行うにもそうですが、情報を集めることが初動の原則となります。

何一つわからない状態では始めようもないですから。

自分たちが捜索しようとしているところに人は住んでいたのか。

どのような家族構成か。

などの人的情報や

どのような建物構造であり、災害現場の状況はどうなっているのか。

などの場所の情報。

また、気温や天候の変化、日没までの時間など、考えられる情報は集められるだけ集めましょう。

そして、忘れてはならないのが

そこは安全なのかどうかということです。

チームで活動するの章でも話させてもらいましたが、安全かどうかということが活動をする上で大変重要になりますので、隠れている危険性なども踏まえてじっくりと収集しましょう。

活動の可否判断

それでは、どのような状況なら捜索活動を行い、どのような状況なら行わないのか。

一つの判断材料として、建物や構造物の状態を判断します。

窓は割れ、壁にひび割れ等は見られるが表面的で、内容物に少しの損傷が見られるものの建物内にいても安全な場合は活動の対象です。

損壊程度は少といったところでしょうか。

次に損壊程度の中の、目に見える損壊や壁面の多くに傷があり、内容物は多くの損傷が見られるものの、建物の基礎にきちんと建っている場合は

救助のためだけに入ることができます。

救助のためだけに入るとは、呼びかけに対し、明らかに助けを呼ぶ声が中から聞こえたり、中から具体的な指示を出してきた場合です。

不正確な情報や、「ここにいるかもしれない」、「おそらくここにいるだろう」という考えでは入るべきではありません。

最後に、建物自体が傾いているものや、見た目に明らに不安定なところへは進入してはいけません。

この場合は、いかなる理由があっても活動は行わないでください。

そこで知りえた情報だけ管理し、到着する救助隊に伝えましょう。

それも立派な救助活動です。

活動の可否を決定する上でやってはいけないのは、見落としです。

また、見誤りです。

刻一刻と変化する状況に見落とし見誤りがないか活動終了まで常に考えましょう。

捜索方法

捜索方法はヘイリングサーチといわれる声を使った方法で行います。

「誰か居ませんか」「声が聞こえるならばここまでこれませんか」など相手が応答できる内容であれば何でもかまいません。

疲労などギリギリの状態で声が出せない人や病気により大きな声を出せない人も居るかもしれません。その人たちのためにも

「聞こえていたら近くのものを叩いて音を出してください」

といった簡単に音を出せるように工夫した声かけをすることも非常に大切なことです。

 

二階以上の多層階の建物の場合は

上階層から下階層に、または下階層から上階層に検索しましょう。

中途半端な場所から始めると捜索漏れが発生する可能性があります。

同一階を検索する場合は、右回り、または左回りで検索しましょう。

階段の上がり口等を基点に、左側か右側に壁を常においた状態で検索していけば

一周回って基点の場所に戻れるはずです。

検索中は必ず声かけを行いながら活動すること

そして、頻繁に止まり、手がかりとなる声や音を聞くようにしてください。

救助者が声を出し続けていると、要救助者の声が聞こえなくなり本末転倒となりますので、自分が声かけをした後は、少し時間を空けて応答する時間を作ってあげてください。

捜索をするにあたり、活動の注意点は

何度も言いますが一人で活動しないということです。

絶対にチームで活動する。

最低でも二人以上で検索活動をするようにしてください。

 

自分を守ることが、要救助者を見つけることにつながります。

一人でも多くの命を助けるために。

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