市民一人一人が個人用保護具を着用し安全な活動を心がける

勇気ある防災
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個人用保護具とは、様々な環境から自分自身を守る装備であり、災害時に、救助活動を含め、被災地で活動する際には必ず個人用保護具を装備するというルールをチームに、そしてあなた自身に徹底する必要があります。

それは、あなた自身の安全が第一であり、あなた自身の安全が確保されていない状況では、十分な活動はできないという概念でもあります。

チームで活動する際には、お互いに個人用保護具の装着を確かめ、保護具の装着状況が十分でないメンバーがいる場合は、そのメンバーは個人用保護具の必要のない後方支援等に回しましょう。

自分自身の安全もですが、チームの安全も、リーダーをはじめ、チーム全員で管理しましょう。

それでは、どのような個人用保護具があるのか見ていきましょう。

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個人用保護具

最初に説明するのは、皆さんご存知のヘルメットです。

あえて説明する必要もないかも知れませんが、ヘルメットは頭を保護し

様々な外的要因から一番大切な頭部を守ってくれます。

外で活動する際には着用していることが当たり前です。

災害時は平時と違い、屋根、電線、看板等が落下する危険性も高く、また、普段では考えられないような状況で頭をぶつけるときもあります。

頭さえ守れば大丈夫!ではありませんが、頭を受傷すると重症化する可能性が高いですので、長時間の着用等で不快な気分になるかもしれませんが、ヘルメットはかぶっておきましょう。

消防にしても、自衛隊にしても警察にしても、危険な被災地に入る際には必ずかぶっています。

 

次はゴーグルです。

ゴーグルも様々な種類があり、どれにしようか迷うと思うのですが

おススメはヘルメットに装着できるタイプのものです。

絶対にヘルメットに装着できないと駄目というわけでもありませんし

サングラスタイプのものでも問題ありませんが

ポケットやケースに収納してしまうと取り出しづらかったり

常にヘルメットをかぶって活動しているのならばヘルメット装着型のほうが自分は楽です。

映画やテレビ等で観ていると分かるとおり、ヘルメット装着型のゴーグルばかりではないですし、それでも十分に活動できていますので、個人の趣味でかまわないかなとは思います。

曇らないことが一番です!

曇るようであれば曇り止めを塗りましょう

曇り止めはメガネに塗るタイプのもので十分です。

ゴーグルが曇ると何の役目も果たさなくなります。

 

次はマスクです。

マスクも、通常の災害活動では普通の防塵マスクで十分だと思います。

防塵マスクは億劫だし、見た目がなー。

という人は、N95マスクを着用してください。

性能は防塵マスクより、全然いいです。

N95マスクはインフルエンザウィルス等のウィルスも通しませんので大変優れものです。

ただし、サージカルで使い捨てですので、一度外したならば、それは捨てるときです。

まとめて買えば安価に買えますし、医療面も考えますとN95マスクを地区等でまとめて買うのがおススメです。

 

次は手袋です。

災害時の手袋と聞いてよく連想するのは軍手だと思うのですが…

絶対に軍手はやめてください。

まず鋭利なものに対しての、防御力が低すぎます。

簡単に破けるし、簡単に突き抜ける。

ダンボールを運ぶだけとか、鋭利なものが絶対にない状況で使うことは大丈夫です。

しかし、災害現場で使うならば、皮手袋等の丈夫な素材のものを使用しましょう。

少しの傷からでも感染症の危険性はありますからね!

皮手袋等もホームセンターで買えば数百円であります。

手袋でもう一つ。

手袋の下にもう一枚手袋をしましょう。

これはゴム手袋やラテックス系の手袋、アレルギーのある方はノンラテックス系の手袋をします。

これの意味は、濡れないということです。

先ほども言いましたが、汚水や不衛生なものはあちらこちらにあります。

感染症にかかるリスクはとても高い状況です。

自分を守るためにも、一手間かけて着用しましょう。

 

最後に安全靴です。

災害現場は、足元にも様々な危険があります。

釘やガラス、瓦をはじめとした落下物。

そのようなものから足元を守るには、やはり安全靴が一番です。

踏み抜き防止の鉄板入りの物にしてくださいね。

最近では防水加工されているものもありますので、そちらももちろんおススメです。

しかし、安価ではないと思うので、普通の安全靴で作業する際は足元が汚水につかるような場所を避けることも大切です。

足元が見えないところは、基本足をつかないようにして自分の安全は自分で守ることも、もちろん必要です。

 

100キロの物が落ちてきたらヘルメットでは守れませんし、腰まで汚水につかると靴を防水にしたところで意味はありません。

今回説明させていただいた個人用保護具は、活動をする上で必要最低限のものですが、忘れてはいけないのが自分自身で気をつけて活動するということです。

個人用保護具をつけた上で、ルールにのっとり、安全に気をつけて活動しましょう。

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